ソーシャルについて
まずは『ソーシャル』の辞書的意味から。
ソーシャル【social】
多く複合語の形で用い、社会的な、社交的な、の意を表す。
以下に、ソーシャルを使った用語*1を書いていく・・
- ソーシャルアドバタイジング【social advertising】
- 公共広告。国・地方自治体や公共団体などが、広く社会を啓蒙(けいもう)したり、協力の呼びかけを行ったりするための広告。
- ソーシャルアプリケーション【social application】
- 主にパソコンや携帯電話のSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)で提供されるアプリケーションソフトの総称。ソーシャルゲームをはじめ、SNS内でのコミュニケーションを活性・促進するツール、ビジネスや学習に役立つアプリケーションなどがある。またSNSによっては、個人が開発したアプリケーションを公開できるサービスもある。ソーシャルアプリ。
- ソーシャルアントプレナー【social entrepreneur】
- ソーシャルインクルージョン【social inclusion】
- 《「社会的包容力」「社会的包摂」などと訳される》障害者らを社会から隔離排除するのではなく、社会の中で共に助け合って生きていこうという考え方。
- ソーシャルウエア
- 《(和)social+wear》軽めの社交服。ちょっと改まった社交の場に着て行くドレスなど。
- ソーシャルエンジニアリング【social engineering】
- 1 ⇒社会工学
- 2 コンピューター犯罪の手法の一。パスワードや暗証番号などのセキュリティー上重要な情報を、身分を詐称して聞き出したり、キーボード操作を盗み見たりするなどの人的手段で不正に入手することを指す。ソーシャルハッキング。ソーシャルクラッキング。
- ソーシャルキャピタル【social capital】
- 社会・地域における人々の信頼関係や結びつきを表す概念。抽象的な概念で、定義もさまざまだが、ソーシャルキャピタルが蓄積された社会では、相互の信頼や協力が得られるため、他人への警戒が少なく、治安・経済・教育・健康・幸福感などに良い影響があり、社会の効率性が高まるとされる。直訳すると社会資本だが、インフラを意味する「社会資本」とは異なる。社会関係資本。
- ソーシャルキャピタルしすう【ソーシャルキャピタル指数】
- ソーシャルクラッキング【social cracking】
- ソーシャルゲーム【social game】
- 主にパソコンや携帯電話のSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)で提供されるゲームの総称。ソーシャルアプリケーションの一種。SNSを通じて複数のプレーヤーとコミュニケーションをとり、協力や競争をしながらプレーできるなど、オンラインであることの特性を生かしたものが多い。ふつう、特別なアプリケーションソフトは必要とせず、ブラウザー上で楽しめる。
- ソーシャルコスト【social cost】
- 社会的費用。
- ソーシャルコマース【social commerce】
- ソーシャルスキル【social skill】
- 《「ソシアルスキル」とも》社会の中で自立し主体的であるとともに、他の人との協調を保って生きるために必要とされる、生活上の能力。社会技能。
- ソーシャルスキルトレーニング【social skills training】
- ソーシャルタギング【social tagging】
- ソーシャルブックマークや動画投稿サイトなどのウェブサイトに集積された情報に対し、ユーザーが自由にタグ(目印となるキーワード)を付与すること。多数のユーザーの視点により分類・整理されるという利点がある。
- ソーシャルダンス【social dance】
- 「社交ダンス」に同じ。ソシアルダンス。
- ソーシャルダンピング【social dumping】
- ソーシャルデザイン【social design】
- どのような社会を築いていくかという計画。社会制度から生活基盤の整備に至るまで非常に幅が広い。
- ソーシャルネットワーキングサービス【social networking service】
- ソーシャルネットワーキングサイト【social networking site】
- ソーシャルネットワーク【social network】
- ソーシャルハッキング【social hacking】
- ソーシャルビジネス【social business】
- ソーシャルブックマーク【social bookmark】
- インターネット上でブックマークを公開し、他の利用者と共有ができること。また、そのサービス。ウェブサイトの志向や人気度、他の利用者によるコメントが付与される。SBM。ソーシャルブックマークサービス。
- ソーシャルブックマークサービス【social bookmark service】
- 「ソーシャルブックマーク」に同じ。SBS。
- ソーシャルポリティック【social politic】
- 「社会政策」に同じ。
- ソーシャルマーケティング【social marketing】
- ソーシャルメディア【social media】
- ソーシャルラーニング【social learning】
- 社会人として生きていくために必要な学習。学校教育だけでなく、成人教育の分野にも及ぶ。
- ソーシャルライセンス【social license to operate】
- ⇒社会的営業免許
- ソーシャルワーカー【social worker】
- ソーシャルワーク【social work】
- 社会福祉事業。社会事業。
考察
ソーシャルと名のつく物をすべて見ていったら、社会事業やネット関連以外の物も多く出てきそう。
このブログでは、主にインターネットを使ったソーシャルメディアに絞って収集していこうと思う。
もともと、ソーシャルは『社会』という意味であるが、今、ネットメディアに対してこれほど”ソーシャル”と言われているのはどういうことだろうか。つながることがどういう様に重要なんだろうか。
ソーシャル化するということは、要するに、今までプライベートな性質を持っていた物事が、個々でつながり始めて、パブリック(=社会・他者との関係性を持つ)になっているということである。
従来個人用だった日記やゲームやブックマークは、インターネットによって"サイト・ブログ"や"オンラインゲーム"や"リンクポータル"として公開され、それらがつながり、ウェブを形成した。それらが個人毎・もしくは分割されたコンテンツ毎につながるようになった時代がソーシャルの時代。
バーチャル世界でのインターネットのウェブの上に、もともと現実世界で形成されていたソーシャルのウェブがaddされたイメージか。
そこでは、何が重要視されるかということについて考えてみる。
インターネットウェブのつながりの太さと同様に、ソーシャルウェブのつながりの太さも重視されてきている。インターネットウェブのつながりは、リンク数の多さ・アクセス数の多さで説明できる。
ソーシャルウェブのつながりの太さってなんだろうと考えると、やりとり、友達、信頼度、ブランド等が挙げられると思うが、
やり取りの多さ、友達の多さよりも、信頼度、ブランドの方がソーシャルウェブらしいので重要になってくるんではないかと思う。
一方で、そこではどんな性質が浮き上がってくるのかについても考えてみる。
それぞれがコンテンツを生み出しインターネット上に公開する時代では、”作る側”と”見る側”がわかれていた。(ミニブログや日記サービス等によってどんどん作る障壁は下がっていったが。)
注意すべきだと思うのは、ソーシャルの時代では、"見る側"も"作る側"になり得るということであると思う。つまり、見るだけで何かを創造している時代である。もともと、そういう性質はあったと思うが、ソーシャルの時代になり、"誰が"見ているかが可視化されることによって、よりそういう性質は高まってきていると思う。
「ソーシャルの時代では、見ているだけで何かを創造している」ということを深めていったら面白いかもしれない。
ミクシィの足跡機能なんかは、そういう性質の物だったと思う。フェイスブックのイイネもそういうものだと思う。はてブもそう。メールの返信もそうかもしれない。
ソーシャルメディアに関する考察を、稚拙ながら行ってみました。
事例を収集し、考察を深められるように頑張ります。
(&文章構成や、着目する視点、記事の書き方も上手になれるよう頑張ります^^;)